楽於交流

鍼灸学校の学生の時、図書館からよく借りてきたボロボロになった名著がありました。

『鍼灸真髄』という昭和の名鍼灸師と言われた、沢田 健の聞書です。初版は昭和16年。
今でも、自分の座右の名著の一冊です。

中国では解放後の1958年に翻訳本の第一版が刊行されたようです。
最近再版されたようで、「日本漢方医学叢書(学苑出版社)」というシリーズの中の一冊となっています。
シリーズには、他に矢数道明、浅田宗伯、丹波元堅等、湯液家の著作が収載されています。

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中国の医学界も「日本の漢方、はり・きゅう」に目を向けているようですね。両国の全体的な関係から見れば小さな交流
かもしれませんが、お互いの良い点を取り入れて、双方で新しい「真髄」を築いていくのも楽しいことでしょう!

秋之気

秋三月、此謂容平。天気以急、地気以明。早臥早起、与鶏倶興、使志安寧、以緩秋刑。
収斂神気、使秋気平、無外其志。使肺気清、此秋気之応、養収之道也。
逆之則傷肺、冬為餐泄、奉臓者少。
                           『素問』(四気調神大論)

二つの台風も過ぎ行き、朝晩が少し冷たく感じられるようになりました。

秋は、自然界ではよく収穫の時期と言われますね。「秋」=「収」めの時期と言えるでしょう。

人間も含め動植物、すべての生命は体の内側にその生命力を「収」束させていく季節が秋です。
木々や花々、作物はその完成形として実を結びます。そして来るべき冬に向かって生命力を種の内側に収め始めます。

人の気の流れもまた発散していた夏とは変わり、内向性に変わっていきます。
これも冬という寒い季節をむかえるために体の防衛能力を内側で充実させるためです。

ですから、運動はうっすらと汗をかく程度の軽めの運動をして、エネルギーを発散させすすぎないようにし、
食事も食欲の秋だからといて食べすぎは禁物です。

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心を平穏に達成感や充実感を味わいながらゆっくりと過ごすのが自然に調和した秋之気の楽しみ方ではないでしょうか?
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手三里

Author:手三里
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