鍼灸学会

新緑の深く眩しい季節になってきました。

毎年この時期は、鍼灸学会に参加してお勉強です。

今回は福島県郡山市での開催でした。

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不妊症シンポジュウムや婦人科、産科系、のポスター発表、一般口演が多かったのが特徴です。

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実技セッションも充実

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恒例の帰路寄り道は、会津方面にまわって、充電!

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鍼灸でケアーする「PMS(月経前症候群)」について


みなさん、こんにちは。

今回は、当治療所HPにてお話しております「中医婦人科鍼灸治療」について、実際の症例を交えた形にてご紹介していきたいと思います。
(HPでご紹介しておりますお話と内容は同じものとなります)

さて、今回は「PMS(月経前症候群)」という症状についてお話させて頂きます。

このPMS(月経前症候群)とは「月経痛」も含む女性特有の症状です。
お悩みの方も多い事と思いますので、中医鍼灸による実際の症例と共にここでお話させて頂ければと思います。

「PMS」とは何かご存知でしょうか?

PMS(月経前症候群)とは月経前3~10前後の間に様々な身体的な症状を呈するもので 月経開始とともに症状も無くなっていくものです。
そのため、次回の月経前にまた同様の症状をきたします。
多くは、イライラ、抑うつ傾向、下腹部痛や頭痛など様々な痛みの症状、乳房脹痛、便秘、下痢、食欲不振、吐気、口の渇き、むくみ、顔面紅潮、のぼせ、皮膚の乾燥、にきび、吹出物、など症状も多岐にわたります。
現代医学的には原因不明の点がありますが、ある種の神経伝達物質が関係しているのではないかとされています。

では、中医婦人科鍼灸ではこれらの症状についてどのように考え、治療を展開していくのか症例に沿ってお話しさせて頂きます。

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<30歳女性・専業主婦の方のご相談>

現病歴:
この2年以上、毎月月経前になると精神的にイライラして、乳房の脹痛があるそうでした。 また、2年ぐらい前から月経周期が遅れ気味で40日周期となっているという事でした。
経血量は少なく、血の塊が出る。
毎回月経2~3日前に乳房が張って痛くなり、胸が詰まるような感じがする。
イライラして怒りっぽくなってしまい、食欲も無くなることが多い。
月経開始後1~2日で症状は消失するがまた次回の月経の時に同様の症状が繰り返して起こるというお話でした。

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経過:
治療を開始してから、2~3診目より症状はだいぶ軽減されるようになってこられました。
4診目より、月経の前に来院してもらい治療させて頂きました。その後は症状の軽減が続かれました。
5~8診目:月経前の治療で初診より4カ月後ほぼ症状が消失されました。

治療のポイント

この方の場合は、イライラや怒りっぽくなるという心理的な要素が強く見られました。
そしてそれがもとで身体各部位の柔軟な流れが阻害されていると判断し、
それを改善すべく血行を促進して生体エネルギーを 活発にさせるよう、
手・足・腹部のツボにはり刺激をすることで徐々に症状を改善させていきました。
比較的典型的な症状と言えるでしょう。




<28歳女性・パート事務職員の方のご相談>

現病歴:
5月初診
5年前に第一子を出産した直後くらいから抑うつ感が強く、すぐに怒るようになっていたそうです。

産後2ヶ月で月経が再開して以前は無かった月経前の脇腹の痛みが出現。

締め付けられるような痛みで、経血量は多く、どちらかと言うと黒っぽい色で塊が混じる。
鎮痛剤で痛みを抑えてきた。
28日周期、4~5日。

また、月経前に食欲不振、頭痛、眠りが浅くよく夢を見るようになる。
お通じはどちらかと言うと軟便気味。
顔色は青白く、血気がない。身体はやせ型。

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経過:
初診より次の月経前の2~3日を集中して治療することにいたしました。
2ヶ月目の第6診で8割ほど痛みや症状が無くなってこられました。
まだ、月経直前の脇腹の痛みが多少ある状態だが鎮痛剤は不要となられました。
さらに月一回の月経前の受診で、10月にはほぼ痛みやその他の随伴症状は消失されました。
疲れやすいが鍼をすると元気になると言うことでその後、健康促進・維持を目的に定期的に来院されています。


治療のポイント

この方の場合は出産後に身体が虚弱(虚証)となり気血が巡らずに痛みが出て、巡らないものが 滞ってしまう状態(瘀血:おけつ)と言う状態になっていることが病態の本質です。
治療は手足のツボと腰背部のツボをうまく使って滞りを解消して、伸びやかな身体エネルギーの 流れを作っていくことで症状が無くなりました。
また定期的なはり治療で鎮痛薬や睡眠薬も不要となり、快適に過ごされています。




今回のお話はいかがでしたでしょうか?
今後の治療へのご参考にして頂けたらと思います。
また、お話の内容へのご相談や、治療のお問い合わせはお気軽にどうぞ。




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当治療所の中医婦人科鍼灸治療について 

みなさん、こんにちは。
今回は、当治療所の中医婦人科鍼灸治療についてお話をしたいと思います。

<中医婦人科鍼灸について>

東洋医学では、下記の通り女性のライフサイクルを
「7の倍数」でその成長、発育を説明しています。
まずはご自身の年齢と照らし合わせてご覧頂ければと思います。

7歳 :歯が生え代わり、髪の毛も長くなる
14歳:性ホルモンが刺激され初潮をむかえる
21歳:バランス良く成長し、身体が成熟する
28歳:筋骨が強く、頭髪が整い、もっとも充実する
35歳:老化現象がみられるようになる 
42歳:顔の色つやが悪くなり、白髪も出始める
49歳:老化が進み、閉経して、妊娠できなくなる


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<婦人病の原因と鍼灸治療>

「原因」
精神・心理状態の変化 人間の感情、心理状態が身体に影響を及ぼすことは心身一如として知られています。    
抑欝感やイライラ、考え過ぎ(思慮過度)、不安感や恐れなどは生体エネルギーや 血流を滞らせホルモンバランスを崩して様々な婦人病を引き起こします 。

「自然環境要因」

暑さや寒さ(冷え)、湿気などが強まると、もともとの体質や心理状態等と呼応して 発病します。
例えばもともと冷え症の人が冬になると調子が悪くなったり、生ものや 冷たい物を取り過ぎて、症状が悪化することなどです。また、むくみやすい人が湿気 を受け過ぎて胃腸症状やおりものが多くなったりすることがあります。

「その他の要因」
労働による疲労、飲食の不摂生、多産、虚弱体質など
中医婦人科鍼灸ではこれらの東洋医学的な女性の生体観、疾病発生原理を踏まえた上ではり・きゅうを用いて治療に当たります。

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<中医婦人科鍼灸の3つのポイント>

1.ホルモンバランスの調整・正常化
女性らしさを保ち女性特有の諸機能を改善していきます

2.自己免疫力の強化
疾病にまけない身体の強化を図ります

3.全体的な循環動態の促進
血流を改善し生体エネルギーの巡りをよくして
伸びやかな身体を作っていきます

これら3つのポイントを踏まえながら、鍼灸治療を施していきます。
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当治療所の中医婦人科鍼灸では、以下ような症例を日常よく診させていただいております。
<取り扱う疾患(予定も含む) >
・月経前症候群 
・月経困難症(生理痛) 
・子宮内膜症 
・子宮筋腫 
・不妊症 
・更年期障害 
・無月経(希発月経)など
・妊娠期のトラブル(つわり、腰痛、逆子など)

当治療所での具体的な症例につきましても、当治療所HP、また当ブログにて順次お話させて頂きますので、ご参考にして頂ければと思います。




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初めてのはり・きゅう治療 其弐

      鍼灸院に行くとどんな治療をするのだろう、とたぶん一般の方なら、思うのですが、

実際、まず問診をするのは、病院と変わりありません。どの治療院にもたいてい、「問診表」があり
症状などを記入してもらいと思います。それを見ながらいろいろ問診していくわけです。

詳しい内容は省きますが、症状について質問の他に日常生活の中での睡眠、食欲、排せつ、体質に関連する事柄など
からはじまり、女性であれば生理や妊娠についてなど、その他食べ物、嗜好品、仕事等の社会生活動作、など患者さんの
過去から現在までの生活背景も含まれてきます。

これらを総合して症状との因果関係を推察し、治療方針を決めて(自分の場合は中医学的な診断)治療に取り掛かります。

 さて、病院だと何かの病気が疑われる場合はそれを証明するために様々な検査をしますね。

はり・きゅう治療の場合病院のような検査はできません。これは検査する資格がないということになりますが、当院の場合は
X線やMRI,血液検査などが必要と思われる場合は、提携している医院等に紹介して情報得るようにしています。

 では、はり・きゅう治療ではどうやって診断をつけているのかといういことになりますが、私の場合は先ほどの問診情報
脈診、舌診、理学検査(筋肉や関節の動き、神経の働き具合のチェックなど)を総合して診断しています。

脈診:患者さんの手首の親指側(橈骨動脈:とうこつどうみゃく)の部分を施術者の三本の指で触れて脈の状態を診ます。

速かったり遅かったり、沈んでいたり浮いていたり、細かったり太かったり、力強かったり弱かったり、緊張していたり緩んでいたり、リズミカルではなかったりなど脈の状態によって、体の内部、内臓の状態をある程度推察することが出来ます。

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舌診:舌を出してもらって舌の色や形、苔の状態などを観察します。やはり内臓との関連を推察します。

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 もちろん、血圧測定くらいは、しています。       

お熱~い お灸道場 第九回 棒灸

今回は、棒灸をとりあげます。作りはいたってシンプルで、もぐさを和紙で丸めてロール棒状にしたものです。

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漢方の桂皮・丹参・細辛・防風・濁活など温める作用や気血をめぐらす作用の生薬を練りこんだものもあり中国の
医療現場では一般的な治療法の一つです。。

使い方はライター等で点火して治療するツボの上にかざします。熱源が間接的なので患者さんの状態、感覚に応じて
熱さを調節することが出来ます

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頚肩、背中、腰、手足等全身のつぼに応用できます。熱さの浸透度合いを患者さんに確認しながら施術して
ほかほかと徐々に暖かくなる感じで、施術後は気血が流れサッパリした感じがあります。

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間接灸はじわじわっと温まる感じがよいですね!

プロフィール

手三里

Author:手三里
仁愛堂ブログへようこそ!
鍼灸のこと日々のこといろいろとお話いたします。
よろしくお願い致します。

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