鍼灸を描いた文学・小説

今日は、鍼灸がテーマとなっている文学・小説をご紹介したいと思います。

 『鷹野鍼灸院の事件簿』

 『鷹野鍼灸院の事件簿 謎に刺すはり、心の点す灸』

   乾 緑郎 著 宝島社文庫 文庫本

の2点です。

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 主人公の新人鍼灸師・真奈が勤める「鷹野鍼灸院」で起こる様々な日常、出来事を

ミステリータッチで描いています。著者の乾氏は鍼灸師の資格も持っているということで、

実際の治療場面の描写はより具体的で、また一般的に鍼灸治療とはどういうものなのか?

治療を受けたことがない人にも興味を持って読み進められます。さらに鍼灸という業界の

裏事情的なところも描かれており、小説ですが実際にありそうな出来事、事件、臨床場面

などが織り込まれていて、一気に読めます。

 いつも往診に出てあまり新人の真奈を指導していないように見える院長の鷹野は

、患者さんの見立てや技術は確かで、要所要所で重要な役回りをしてみせます。

日本の9割以上の鍼灸院は、「鷹野鍼灸院」のような一人院長が切り盛りしている

ところだろうな、と言うことも自ずと気づかされます。

 まだ、2巻目ですが、真奈の成長と鷹野院長の治療に期待して

次回作も楽しみです。

秋の気配 ~ 金木犀

9月は台風が多く、記録的な日照時間の少なさとなり日差しが恋しい
毎日ですが、10月の始めも曇り空時々雨模様のスタートとなりました。

それでもこの時期秋の気配を感じるのは街中を漂う金木犀の香です。

往診の車のウインドーを空けて走らせると、そこここから良い香りが
漂ってきます。秋がきたなあ、と感じるひと時ですね。

日本では、主にその芳香性を楽しむ金木犀ですが、中国では古くから
生薬として薬用に使われてきたようです。

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一般には桂花と中国では呼ばれており、桂花を使った様々な加工食品など
があります。代表的なものが「桂花茶」でしょう。

乾燥した桂花だけにそのまま熱湯を注ぎそのまま飲む場合もあるようですが、
多くは緑茶などに花の香を付けて、茶葉と共にお湯を注いで飲むのが一般的でしょう。

桂花は、中国の本草書(植物図鑑)で明代に書かれた有名な『本草綱目』には、
木犀花という異名で記載があります。

その後、清代の『綱目拾遺』には、桂花として記載され、その薬効などは次の通りです。

   桂花:薬性、薬味・温、甘、辛   作用:化痰止咳、散寒破結、散瘀、暖胃平肝

芳香性が強く少し辛みのある甘さが特徴でその性質は「温」なので胃腸にも優しく
また咳止めの効果もあるようです。気を巡らせて、「肝」の働きのバランスをとることから
ストレスからくる胃痛などにも良いようです。

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  秋らしい気持ち良い快晴の日に、ゆっくり「桂花茶」を楽しむのもよいでしょう!
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Author:手三里
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よろしくお願い致します。

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