以熱去暑 

梅雨が明けてからも毎日高温で暑い日が続きます。
今月23日は、暦では「大暑」となります。そのあと25日は
土用丑の日、うなぎが食べたくなる時期です。

歳時記などでも、この時期の食べ物は、胡瓜、茄子、トマト
西瓜などみずみずしく、身熱を取ってくれる涼性の食べ物が
主役となっているようです。

所変って、お隣、中国、山東省の一部地域では、この{大暑」
の前後に羊肉湯(羊肉の鍋)を食べる習慣があるそうです。

IMG_20170721_084225_convert_20170721162142.jpg


羊肉は、漢方薬膳的には身体を温める温熱性の食べ物とされて
います。特に冬に「火鍋」の具としてよく食べられていますが、
四川省などでも、夏の蒸し暑い時期に辛い「火鍋」の具として
羊肉を食べることも多いようです。

以熱去署~暑い時期にさらに熱性の食べ物を摂ることで、代謝を上げ
発汗を大いに促して暑気を追い出そうという、伝統的な考え方です。

ただし、体質的に身体に熱のこもりやすい方、のぼせ易い方などは
逆に暑過ぎてしまったり、ほてり感が抜けなかったりすることがある
ので要注意です。

風邪の時に熱が出ますが、なるべく葱や生姜など温性の物を摂って
発汗させ一時的に熱は上がりますが、発汗させることで早めに解熱
していくやり方にちょっと似ていますね。

IMG_20170721_084258_convert_20170721162220.jpg


また、ライチ、羊肉、米糟(米を発酵させた粥状のもの、
または酒の醸造の過程で出来る残渣の粥状のもの)などが
夏の暑い時期に食べられます。

米糟はアミノ酸豊富で仄かな
甘酸っぱさが口にし易い食べ物です。
似たようなものに近年注目されている無添加の甘酒なども
同じ様なものですね。

要はパワーをつけて、暑さを吹き飛ばせ~ということでしょう。

暑気払いに~薄荷茶はいかがでしょう

急に夏らしく太陽の照りつける、猛暑日が続くようになりました。

まだ、身体も慣れず、暑さにうなだれてしまう毎日です。

さて、この猛暑を少しでも和らげるような爽快感のあるお茶のご紹介です。

IMG_20170711_144651_convert_20170711151256.jpg


薄荷茶

その名の通り薄荷の葉だけを使った実にシンプルなお茶です。
ミントティーとも言います。

薄荷は立派な生薬としての顔を持ち、漢方の処方でもよく使われます。
漢方における効能では、性質は「涼」なので清熱作用があります。
また、芳香性に富んでおり鎮静、鎮痙作用があります。
昔から、消化不良、めまい、頭痛、熱の強い風邪などに応用されてきたようです。

薄荷茶はその清熱作用を利用して暑い時期に身体の熱をとって、清涼感を得るのには
最適なお茶と言えます。

IMG_20170711_145736_911_convert_20170711151323.jpg


作り方は簡単です。

出来れば生の薄荷の葉を適量用意して、ポットに入れ熱湯を注いで2,3分待ちます。
待ち時間は、お好みで濃く出したい時は長く置きましょう。
グラスや湯飲みに注いで飲んでください。清涼感と共になんとも落ち着く感じが良いです。

葉を多めに取って鍋で煎じ、冷ましたものを冷蔵庫で冷やせばアイスミントティーの
出来あがり。この時葉は、捨てずに冷やすボトルの中に入れておくとよいでしょう。
成分が徐々にしみ出てくる感じが分かります。

もう一品、

薄荷菊花茶

薄荷10g、菊花5g、中国緑茶(銘柄は特に指定しないが、出来れば煎持ちする茶葉が良い)
大きめの急須に材料を一緒に入れ熱湯を注ぐ5分くらいで注いで飲む。

薄荷と菊花を処方することで、「清利頭目」つまり頭や目をはっきりさせるということで、
眼精疲労や頭痛に効果が期待できます。
プロフィール

手三里

Author:手三里
仁愛堂ブログへようこそ!
鍼灸のこと日々のこといろいろとお話いたします。
よろしくお願い致します。

最新記事
最新コメント
リンク
月別アーカイブ
カテゴリ
最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

メールフォーム

お名前:
メールアドレス:
件名:
ご相談内容:

カウンター
QRコード
QR