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不妊鍼灸治療についてのお話

みなさん、こんにちは。

ここしばらく記録的な猛暑日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
暦の上ではようやく8月に入ったばかりですので、まだまだ暑い日は続きそうです。
冷房や冷たい食べ物で身体を冷やしすぎないよう、皆さん気を付けて下さいね。

さて本日は、当治療所HPにてお話しております「不妊鍼灸治療」についてご紹介していきたいと思います。

今回は、第四回目といたしまして「不妊鍼灸治療についてのお話」から、実際の治療症例についてお話しさせて頂きます。
(HPでご紹介しておりますお話と内容は同じものとなります)



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初診:
   201X年4月23日
   初診時39歳 
   パート(立ち仕事) 結婚4年目


既往歴:
23歳の時に子宮内膜症と診断されました。
3年前に腹腔鏡下の手術を行う。
不妊症歴は3年ほどで、初診までに体外受精は7回行ったが妊娠に到らず。合わせて他院でも 鍼灸治療を継続していた。現在服薬はなし。
ご主人には問題が無いとのことでした。
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生理は順調:
28日周期、期間3日、量は少ない方、色は褐色、血塊は無い。PMSはないとのことでした。
初日に多少腰が痛くなる程度。温めると楽である。 冷え症がひどい、特に手足とお腹が冷えている。頚の凝りは慢性的で、最近疲れやすい。
睡眠は7時間くらいで良好だが、日中眠たくなることが多い。食欲は普通。便通は軟便で2回1日ある。
現代医学の不妊治療中だが、鍼灸で妊娠しやすい体質改善を希望して来院されました。

所見:
脈はやや緊張していて細く弱い感じの脈でした。
舌は淡白色で苔は薄い、形は胖大しており 両側に歯痕が見られる。
東洋医学的な診立て 全体的に気血が不足気味で滞っており、冷えが停滞しているために、特に子宮や卵巣を滋養出来ない状態と診られました。

気血を補い、流れを良くし、冷え(寒)を温めることで徐々に緩和し、
さらに「腎」の機能を高めて妊娠力をつける治療方針をたてました。
食養生などのカウンセリングを行いながら、概ね週一回のペースでの治療計画を立てていきました。




<治療の経過>


2診目:
4月30日 頚肩の凝りは楽になった。
まだお腹・手・足の冷えは感じる。 とのこと。
腹部と足の経穴に自宅での施灸をしてもらうようお願いしました。
(お灸は医療用のものをこちらで購入して頂きました)

5診目:
5月21日 最近は、身体全体が軽くなっている感じがする。
頚肩の凝りも軽減し楽である。
自宅施灸は、入浴後のリラックスタイムに毎日している。 とのこと。

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6診目:
5月28日 冷えは自覚があるが、以前ほど辛くは無くなっている。
体調も良くなってきているので、 採卵してこのまま調子が良ければ移植する予定だとうかがいました。

8診目:
6月26日 一週間前に採卵したが大きな変化はない。

10診目:
7月16日 職場でエアコンが強めに入れてあるので足とお腹が冷えている。
腹部のお臍周囲が硬く緊張している。とのこと。
腹部のお灸はいつもより多めに施灸いたしました。


11診目:
7月24日 体調は悪くない。
自宅でのお灸も続けて冷えも改善してきている。8月中に移植する予定。

14診目:
9月4日 8月初旬に移植し、8月末に妊娠を確認。
頚肩が凝っているのでその治療で終了いたしました。
以後、妊娠中のマイナートラブルで鍼灸の適用があれば来院するようにしてもらい 不妊治療は終了いたしました。

15診目:
(+1年)2月4日  1月末の検診で逆子(骨盤位、26週目)であると判明して来院されました。
腰痛もあるということでした。
手足の経穴にお灸を中心とした治療を致しました。
お灸はお腹の中の胎児に動きが出るまで据えました。
その後、2月13日の検査で正常に戻っていることを電話で確認しました。
予定日は5月4日とのことでした。

16診目:
(+1年)5月28日
4月20日に3400gの男児を正常分娩で無事出産されました。
授乳の姿勢のためか、左上肢の凝りと痛みで来院されました。



<治療のコメント>


両側卵管の閉塞が確認されているので、自然な妊娠がほぼ不可能と思われましたが、 高度生殖補助医療の技術により妊娠に到った症例です。

実際の愁訴としては、強い冷えを 自覚していて、特に腹部の冷えは術者にも感じられるほどで、また血行障害があり腹部の硬さが気になりましたが、集中して治療を展開することで冷えを収まり、腹部の硬さも柔軟性がでてきました。

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ご本人も身体の調子が良いと言っていた頃にタイミングよく採卵~移植という流れになり、妊娠が可能となりました。
体質を改善して妊娠できる身体を作りたいと言うご本人の強い希望・意思が感じられ、自宅での食養生や施灸をきちっとしていただいたのも治療効果を高める上でキーポイントになったかと思います。




さて、今回のお話はいかがでしたでしょうか?
今後の治療へのご参考にして頂けたらと思います。
また、お話の内容へのご相談や、治療のお問い合わせはお気軽にどうぞ。


当治療所HPの「不妊鍼灸治療について」のページを読む

仁愛堂の不妊治療についてイラスト




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